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Re:教えて下さい

 投稿者:知足  投稿日:2015年11月15日(日)03時35分54秒
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  ご案内のとおり滝沢氏はカール・バルトと西田幾多郎の両者から影響を受けておられますよね。ところで『神はどこで見出されるか』(三一書房)などに示されているとおり、長年、滝沢氏と思想的対話を重ねてこられた八木誠一氏は、キリスト教の神学を人格主義的な流れと場所論的な流れとに分けて説明しています。分けると言っても、そのように区別できるという意味であり分離するという意味ではありません。だから、八木氏の立場は「神」を「はたらき」として捉える点では主として後者の方ですが、前者の面も避けられないことは認めておられます。そして、滝沢氏との一致点はあくまでも後者の面にあったと思われます。
貴殿が問題としておられるのは前者でしょう。これは現代においては滝沢氏が師事したカール・バルトの神学に代表され、後者はそのバルトのもとで学ぶことを滝沢氏に勧めた西田幾多郎氏の哲学と共通性が指摘される神秘主義的神学に代表されるとするなら、滝沢氏の思想には、その両面があるということではないでしょうか?すなわち、大雑把に言えば、滝沢克己氏の神観には「人格」的な面と「非人格」的な面とがあるというのが、私の理解です。ただし、神秘主義的な思想の「神観」が非神格的であると決めつけることはできません。前述のように前者と後者とは分離できないからです。要するに「神」を対象的に捉える度合の問題に矮小化するなら、前者よりも後者の方がその度合が低いということです。以上、何かのご参考になれば幸いです。
 
 
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