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今日は2020年最後の日。今年は新型コロナで始まったが、まだその感染が終息しないまま新しい年に入ろ
うとしている。横八各位も先が見えない中で個人的には様々な体験をしたであろう。自宅に籠っていて何
もできなかったというのも一つの体験となる。
今年の締め括りをして、来年の抱負を語りたいが、この場では今年の総括をだけを話題とし、ついでに今
後の生活の記録作成につき提案したい。企業では年に一回決算がありその時期にはトップから末端の社員
まで数日間または数週間没頭することになる。最近の企業会計では毎日の係数が即座に大型コンピュター
で処理されているので別段騒ぐことはないという職場もあるが、決算の考え方は重要だと考えている。
昔学校の講義で『簿記原論』という必修科目があったが、その時はあまり興味が湧かなかった。その際、
壇上の教授は「竹に節があるが如く、企業に決算がある」と諭した。しかし、後年これこそが万物の管理
の基本であり、帳簿を付けるか否かに拘わらず、人間は常にこの簿記の理論・発想に基づいて行動すべき
と知った。
そこで自分の決算に取り掛かろうとして、PCの前に座った。我が家の家計は極めて単純で総収入と総支出
から差引残を算出すると赤字(または黒字)が発生するが、この帳尻は銀行の預金の減少にあらわれる。
赤字といっても別途資産の増加があればそれで全く問題ない。
今年は遠出をしていない。つまり航空機、新幹線を利用したことは一度もないし宿泊もしていないのでそ
れだけでもこ交通機関、宿泊施設の不況感が伝わってくる。もうひとつ外食費、交際費が大幅に減少した。
その分書籍の購入費が増加した。この時とばかり、今まで見送っていた少々高額な古典書籍(例:ハード
カバーの千一夜物語叢書)を購入した。購入するとやはり手に取ってページを捲るようになる。新型コロ
ナで禁足されているとこれまでにない自由な時間を与えられるが、これぞ至福の時である。年初、食道が
んの内視鏡手術も体験したが、その時点では新型コロナはまだ中国での話題であった。
これから自己の生涯の『決算書』を作成しようと考えすでに誕生から、通学、就業の3部作をPCのエクセ
ルに打ち込んだ。文章で綴る『私の履歴書』的なものを作成してもどれだけの読者が付くかは大変疑問な
ので、凡人にはこの箇条書き程度で充分と考えている。
来年中には我々『丑寅』生まれの横八仲間は約3/4が年男・年女となる。人生100年の時代とはいって
もひょっとすると人生最後の年男・年女となる可能性が高い。財産記録を残すことも重要かと思うが何
か自分自身の記録を残すことをお勧めしたい。その作業過程で新しい事実を発見する機会となると思う。
それではよいお年を。
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