|
電子商取引(EC)サイトでの不正決済が最近増えていると伝えられている。規制の厳しい欧米と比較して
日本は狙いやすい市場として、クレジットカードの不正決済などによる被害が多発している。
私のPCにも大手EC事業者を装ったメールがしばしば着信している。自分に覚えのないEC事業者からのモ
ノは開かないで、そのまま削除しているのでメッセージの内容は不明だが、聞くところによると「あなた
のカードが不正使用された可能性があるので折り返しカード番号をお知らせください」と伝えて来てカー
ド番号を知らせるとその次は「暗証番号を知らせ下さい」と来る。
これがいわゆる「フィッシング」の手口である。多額の金額が引き落とされたことに気が付いて「青い顔」
でカード会社に照会してもすでに引き落しが正規の手順でなされていれば、カード会社は免責なので泣き
寝入りするしか方法がない。精々現在のクレジットカードを無効にする手続きをとる程度となる。
横八の諸君がこのような詐欺に取りつかれないよう金融機関に勤務した経験者として警告する。「転ばぬ
先の杖」は高齢者の歩行の時だけではなくクレジットカードの管理でも必要だ。
|
|